こんにちは、ゆき旅です。
今回は冬の北欧に行ったときの服装選びについてお話しします。

私は2024年11月にフィンランドのヘルシンキやノルウェーのトロムソなど、真冬の北欧を旅行してきました。
気温んはにっちゅでも氷点下、場所や時間帯によってはマイナス10〜20度になることもあり、日本の冬とは全く別世界です。

この記事では、

  • 冬の北欧の寒さはどれくらいなのか
  • どんな服装・レイヤー構成がちょうどいいのか
  • オーロラ観測や街歩きで実際に役立ったアイテム

を実体験ベースで紹介していきます。
これからオーロラツアーやヘルシンキ旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。

北欧の冬の気候

冬の北欧と一言でいっても、南側の都市部オーロラを狙う北極圏エリアでは体感がかなり違います。

まず、ヘルシンキやストックホルムなどの都市部は、真冬でおおよそ-5〜0℃前後が目安。風が強い日は体感温度がさらに下がり、「数字以上に冷たく感じる」ことが多いです。 

一方で、オーロラツアーが行われる北極圏エリア(フィンランド・ラップランドやノルウェー北部など)では、夜間は-10〜-20℃前後になることも普通で、場所やタイミングによっては-25℃近くまで下がる日もあります。特にツアーで街から少し離れた内陸や高地に行くと、冷え込みが一段階レベルアップします。 

ただし、「常に死ぬほど寒い」というよりは、乾いた冷気+風+長時間の滞在でじわじわ体温を奪われるイメージ。なので、数字以上に大事なのは風を防ぐこと・肌の露出を減らすことを想定することです。特にオーロラ待ちで立ちっぱなしになる夜は、しっかりした防寒が必須です。

また、北欧の冬は日照時間がとても短いのもポイント。冬の北極圏エリアでは「極夜」の時期があり、太陽が地平線から顔を出さず、薄い青い光が数時間あるだけの日もあります。例えばオーロラ人気エリアでは、日中のほんのり明るい時間は数時間程度で、15時頃には真っ暗という感覚で過ごすことがほとんどです。 

この「暗くて、長時間じっとして、空気が乾いて冷たい」環境に対応できるように、次の章で重ね着のコツと具体的なコーデ例を紹介していきます。

基本の服装レイヤー構成(重ね着の考え方)

重ね着の基本ルール

  • 北欧の冬では「3レイヤー(インナー・ミドル・アウター)」が基本。
  • ポイントは「暖かさ」よりも「湿気を逃がして冷えを防ぐこと」。
  • 室内と屋外の寒暖差が大きいため、脱ぎ着しやすい構成にするのが大事。

ベースレイヤー(肌に近い層)

北欧の冬では、ベースレイヤーが一番重要な防寒ポイントです。
「暖かい服」よりも「汗を吸って乾かし、体を冷やさない服」が大切。
そのため、一般的な発熱インナー(ヒートテックなど)をベースレイヤーとして着るのはNGです。

▪️目的

  • 汗をすばやく吸収・乾燥させ、体温を一定に保つ
  • 長時間外にいても、汗冷えしない状態を作る

▪️素材の選び方

  • ✅ メリノウール(中〜厚手)
  • ✅ ポリエステル系の高機能ドライ素材(登山用、スノボ用など)
  • ❌ 綿素材やヒートテック系(汗を吸うと乾きにくく、逆に体を冷やす原因に)

▪️実際に使っているもの

私はスノーボードでも使用していた モンベル「ジオライン L.W.ラウンドネックシャツ Men’s」 を利用しています。
登山や雪山向けに作られており、保温性・速乾性・肌触りすべてが最高。
汗をかいてもすぐ乾くため、蒸れることなく、1日中アクティブに過ごしても快適でした。

▪️下半身も忘れずに

上だけでなく、下もベースレイヤーを用意することを忘れないでください。
ただ、上半身と比べると汗が出る量が多くないので自分はユニクロのヒートテックタイツを利用していました。

オーロラ観測などで非常に寒い場所に長時間滞在する際は極暖のヒートテックタイツ、厚手のソックスを組み合わせることで、快適に過ごせました。

ロンT、スウェットなど

ここは自由枠、施設内などに入ってみたいものがありアウターを脱いだ際の服装
施設内は基本かなり暑いのでロンTの方がおすすめです。

ミドルレイヤー(保温の層)

ベースレイヤーで体を冷やさない土台を作ったら、その上に重ねるのがミドルレイヤー(中間層)です。
この層の役割は、体から逃げようとする熱を閉じ込めて保温すること
外がどれだけ冷えていても、このミドルレイヤーがしっかりしていれば体の芯が冷えにくくなります。

▪️目的

  • 体温をキープし、寒気を遮断する
  • 室内外の温度差に対応できるよう、脱ぎ着しやすい構成にする

▪️実際に使用したおすすめのミドルレイヤー

自分の中では1択なのですがユニクロのウルトラライトダウンベストがおすすめ。
保温性と薄さの両立が最強で、服の中でかさばることなく着ることが出来ます。
軽い上に暑くなった際、コンパクトにできるので持ち運びも便利。

アウター

ベースレイヤーで汗冷えを防ぎ、ミドルレイヤーで体温をキープしたら、最後に外の寒さや風から体を守るのがアウターです。
北欧の冬では「風」と「雪」が最大の敵。どんなに中を暖かくしても、外気が入るだけで一気に体温を奪われるため、このアウター選びが快適さを大きく左右します。

▪️目的

  • 冷たい風・雪・雨を防ぐ
  • 長時間外にいても保温を維持する
  • 動きやすさと耐久性のバランスを取る

▪️素材と選び方

  • ✅ 防風・防水性のある素材(ゴアテックスなど)
  • ✅ 中綿 or ダウン入りタイプ:軽量でも保温力が高い
  • ファッション用の薄手コートウールコート単体はNG。防寒性が弱すぎます。

▪️実際に使用したおすすめのアウター

私はノースフェイスのマウンテンダウンジャケットを使用しました。
軽くて動きやすく、外での観光やオーロラ観測のどちらでも快適に過ごせました。

特にオーロラ観測時は風や雪が強いことが多いため、フード付き・高めの襟があるものを選ぶことで顔まわりと首から風が入らないようにするのがポイントです。


足元・手・頭の防寒アイテム

体感的に一番冷えてつらくなるのが「足先・指先・耳・首まわり」です。
ここをどれだけ守れるかで、北欧の冬旅の快適さが本当に変わります。

足元:防水ブーツ+厚手ソックスは必須

北欧の冬で一番ダメージを受けるのが足先です。
路面は雪・氷・シャーベット状が多く、防水性・保温性・グリップ力が揃っていない靴だと一気に冷えます。

私が実際に使用したブーツはノースフェイスのNuptse Bootie WP Logo Short(NF52280) を使用しました。

  • 防水仕様で雪道やシャーベットでも中が濡れにくい
  • 中綿入りでスニーカーと比べ物にならない保温力
  • 軽くて歩きやすく、街歩き〜ツアーの移動までストレスが少ない
  • 履き口を絞れるので、雪が入りにくい構造になっている  

ただし、オーロラ観測のようにマイナス10℃以下の環境に長時間立ちっぱなしになると、これでもつま先は少しずつ冷えてきます。

そのため、

  • 厚手のウールソックス
  • 必要であればつま先用カイロ

を組み合わせて、「ようやく耐えられる」くらいの感覚でした。

シーン別の服装例

ここまでで紹介した「3レイヤー構成(ベース・ミドル・アウター)」を、
実際にどんな場面でどう組み合わせたのかを紹介します。
北欧旅行では、「街歩き」「オーロラ観測」「屋内での滞在」の3つのシーンで服装を調整するのが基本です。

🏙 街歩き(ヘルシンキ・トロムソなど都市部)

  • ベースレイヤー
  • ロンT
  • アウター
  • 下半身:ヒートテックタイツ+裏起毛パンツ
  • 靴:防水ブーツ

気温はマイナス5℃前後でも、日中歩いていると体が温まってくるので、
「ウルトラライトダウンは着込まない」くらいの調整がちょうど良かったです。

🌌 オーロラ観測・ツアー参加時

北欧の夜はとにかく冷え込みが厳しく、特にオーロラ観測中は動かず立ちっぱなしの時間が長いです。
このシーンでは「暖かさ最優先」で、街歩きとは完全に別物として考えるのがおすすめです。

実際の服装例:

  • ベースレイヤー
  • スウェット
  • ミドルレイヤー
  • アウター
  • 下半身:極暖ヒートテックタイツ+裏起毛パンツ
  • 靴:防水ブーツ
  • 小物:インナーグローブ+防水グローブ・貼るカイロ(背中・足先・腰)

体感温度はおおよそマイナス10〜25℃前後。
このフル装備でさえも、正直「ずっと快適」というわけではなく、オーロラ見るために長時間外にいるとじわじわ冷えが来ます
オーロラを観測しながら、ツアー員が火を焚いてくれたので寒くなったらそこで暖をとっていました。

☕ 屋内(カフェ・ホテル・レストランなど)

北欧は建物内の暖房が非常に強く、外とは真逆の環境です。
厚着のまま入るとすぐ暑くなるので、脱ぎやすい軽装インナーを意識しましょう。

実際の服装例:

  • ベースレイヤー:長袖ロンT or 薄手スウェット
  • ミドル・アウター:脱いで手に持つ or バッグに収納
  • ボトムス:ヒートテックタイツ+ジーンズ

現地で役立ったアイテム/日本で買ってよかったもの

北欧の冬はとにかく過酷。
「現地でも買えるけど、日本で準備しておいて本当によかった」と感じたアイテムをまとめました。
どれも旅の快適さを左右する実用品です。


カイロ類(貼る・持つ・つま先用)

オーロラ観測では長時間外にいるため、体を温める“最後の砦”
特につま先用カイロは必須レベルです。

おすすめ使い方:

  • 貼るカイロ:背中・腰・お腹(内臓を温める)
  • つま先カイロ:ブーツの中に貼る(足先の冷え防止)
  • モバイル式カイロ:手を温める用として便利(USB充電式タイプ)

💬 現地ではカイロを見かけないか、あっても種類が少ないので、日本でまとめ買いしていくのがおすすめ。
  ただ、オーロラ以外はカイロはそこまで使わないのでそこまでの数は必要ないです。


保湿ケア(乾燥対策)

北欧は湿度が非常に低く、乾燥+寒風で肌や唇がすぐ荒れます。

持っていってよかったもの:

  • リップクリーム(無香料タイプ)
  • ハンドクリーム(こまめに塗れる小型サイズ)
  • ワセリン or 保湿バーム(夜寝る前の集中ケア)

特にリップは1日で何回も乾燥するので愛用していました。

「寒さ対策=防寒」だけでなく、乾燥対策も防寒の一部だと実感しました。


モバイルバッテリー(寒冷地対策)

寒さでスマホのバッテリーは通常より2〜3倍の速さで減ります。

オーロラ撮影中やマップ確認中にバッテリー切れは本当に困るので、

10000mAh以上のモバイルバッテリーを持っていくのが安心です。


その他:地味に助かったもの

  • ポケットティッシュ・ウェットティッシュ:屋外トイレや移動時に必須(水に溶けるタイプで)
  • 折りたたみエコバッグ:買い物やお土産を買う際に使える(有料袋が多い)

まとめ

北欧の冬は、想像以上に過酷でありながら、しっかりと準備をすれば想像以上に快適に過ごせる季節でもあります。

今回紹介したように、「3レイヤー構成(ベース・ミドル・アウター)」を意識しつつ、
シーンに合わせて服装を調整すれば、寒さを我慢する旅行ではなく、楽しめる旅行になります。


❄️ 服装のポイントをおさらい

  • ベースレイヤー:汗を吸って乾かす。ヒートテックではなく登山用素材が◎
  • ミドルレイヤー:体温を保つ層。軽くて脱ぎやすいダウンが便利
  • アウター:風・雪・雨を遮断。防風・防水性+フード付きが安心
  • 足・手・頭の防寒:ブーツ・グローブ・ニット帽・ネックウォーマーで末端冷えを防ぐ

🧳 持って行ってよかったもの

  • 貼る・つま先カイロ(現地では手に入りにくい)
  • 保湿ケア用品(リップ・ハンドクリーム・ワセリン)
  • モバイルバッテリー(寒冷地での電池消耗対策)

🌌 最後に

北欧の冬は寒い。けれど、その寒さを超えた先にしか見られないオーロラの光や静寂の街並みがあります。

「寒さ対策=快適さを買う」と思って、しっかり準備をしておくのがおすすめです。

この記事が、これから北欧旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。

→ 次に読むなら:[オーロラ観測ツアー体験記はこちら](※別記事リンク想定)